にきびの症状別治療法

にきび専門外来では、一般診療では治療が困難な「尋常性ざ瘡(にきび)」を重点的に治療しています。
にきびの治療は、その時の体調、ストレス、ホルモンバランス、精神状態によって症状が簡単に変化するため、総合的に集約された治療を行う必要があります。
そこで当院では、にきび専門外来として長年に亘り多くの症例を見てきた経験から、一人ひとりに合わせた最適な治療法を提案していきたいと考えています。

にきび治療の基本方針

当院のにきび治療の基本方針は、以下の2段階になります。

  • できる限り早期ににきびを抑えこんだ状態をつくり、
  • その間に肌質改善を促し、にきびができても早く治る肌・にきびができづらい肌の獲得を目指す

この治療方針にそって、体の内側と外側両方向からアプローチしていきます。

できる限り早期ににきびを抑えこんだ状態をつくる

にきびを減らすことから始まります。様々な治療法を駆使して、できる限り早期ににきびの抑制を図ります。
一般的には、この段階でにきびの治療は終了となりますが、ここで治療をやめてしまうと再発してくることは明らかです。
そして、にきびをを抑えこんだ状態を維持しつつ次の段階へ移ります。

その間に肌質改善を促し、にきびができても早く治る肌・にきびができづらい肌の獲得を目指す

にきびは、毛孔があるかぎり絶対できなくなることはありません。しかし、できても早く治る肌になれば良いはずです。にきびをコントロールしている間に、にきびができづらい肌、にきびができても早く治る肌への改善を促します。

にきびの治療は、維持・管理を適切に行うことで、肌への被害を最小限度に抑えていくことも可能であると考えています。

にきびの重症度分類

にきびの治療は症状によって治療方針も異なり、にきび跡などの心配もでてきます。早い段階で治療を行っていくことで、その後の結果が大きく左右されます。
当院でのにきび治療では肌状態に合わせた個々のプログラムを組むことにはなりますが、おおよそ次のような分類で方針を決めていくことになります。

比較的軽度なにきび 中等度のにきび 重度なにきび
1度 2度 3度 4度
毛穴に皮脂やアカが詰まった状態。面皰(めんぽう)と呼ばれます。白にきび、黒にきび。 詰まった毛穴にアクネ桿菌が増殖して炎症を起こした状態。赤い丘疹(きゅうしん)ができます。赤にきび。 アクネ桿菌の活動が活発になり、化膿した状態。膿疱(のうほう)や膿腫(のうしゅ)と呼ばれます。 1~3度を繰り返し、ニキビが慢性化した状態。集簇性ざ瘡(しゅうぞくせいざそう)と呼ばれ、皮膚が厚くなりデコボコしたにきび痕が残ります。局所性の免疫異常や体質が関係しているといわれます。
ケミカルピーリングをベースとして皮膚のターンオーバーを促進させ、ビタミン剤などの内服薬も併用していきます。 光治療をベースとして個人に合わせた治療法を組み合わせて行います。プラセンタ療法や抗アンドロゲンなどの内服薬を処方する場合もあります。 PDT治療やエンディメッドFSRやアファームマルチプレックスなどの最新の治機器を使用します。また、皮膚再生療法を行う場合もあります。女性の大人にきびの場合は抗アンドロゲン薬を処方します。

各症状別に詳しい説明のページをご用意しております。実際の治療は症状を診察させていただいてから一人ひとりに合わせた治療法をお勧めすることになりますので、参考としてご覧になってください。