にきびの予防


にきびの予防・これ以上ひどくしないために

普段のスキンケアでできる事

  1. 肌をしっかり保湿することが大事です
  2. 洗顔も家庭でのケアもやり過ぎはダメです
  3. にきびをこすり過ぎない・触らないでください

にきび肌の方の角質は、十分な水分量を保持する機能が低下していることが多く、そのために皮脂腺は、皮脂の分泌を亢進させます。
分泌された皮脂は、汗と混ざり合い、クリーム状になることで角質上に保護膜である皮脂膜を形成します。これが、角質から水分の蒸発を抑え、潤い有る肌を維持させる基になります。
つまり、皮膚の乾燥が収まらないと、皮脂の分泌量が減らないのです。

にきびを気にするあまり、洗顔や家庭でのケアをやりすぎて肌から皮脂を取りすぎてしまい、肌を乾燥させてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、それでは皮脂の過剰な分泌は収まりません。しっかり保湿をして、潤いある肌を維持させることがにきびの予防にも大切なのです。

皮脂の分泌量が増えているのに乾燥する肌

肌が乾燥しているシグナルを受けると、皮脂腺は皮脂を分泌します。分泌された皮脂は汗と混ざり合って天然クリームとなり、保護膜を形成しようとします(皮脂膜)。正常な角質であれば、水分を蓄えつつ皮脂膜で蒸発を抑えられるわけですが、角質の状態が良くなければ、蒸発を抑えこむことができず乾燥するため、皮脂腺からさらに皮脂が分泌されます。
幼弱な角質は容易に脱落しやすく、皮脂と混ざり合い酸化することで角栓となって毛穴を塞ぐ要因となります。
また、幼弱な(未分化の脱核できない)表皮は、漏斗状に増殖することで、毛穴の開きのようになってしまいます。

正常な角質へ促すためには、表皮のターンオーバーを整えて上あげる必要があります。化粧水がしみるような方は、角質にダメージを負っている証拠です。
角質を落として新しくしていけば良いように考える方もいらっしゃると思いますが、漫然とゴマージュ等を行なっていると、そのスピードに生成が追いつかず、幼弱な細胞で覆われてしまうことになります。 適度な間隔で、角質をピールし、その間は、角質を育てることに専念する。このような観点から、治療を組み立てていくことになります。

にきび対策に入浴がおすすめ

最近の傾向として、生活スタイルの変化のためか、バスタブに浸からずにシャワーで済ませてしまう方が多いようです。
洗顔をしっかりされている方は多いですが、時間がないからとシャワーで済ませてしまうのは、お肌にはあまりよくないかもしれません。
体を洗うのならシャワーだけでよいかもしれませんが、ゆっくりお風呂につかることは、体をリラックスさせ新陳代謝を活性化し、にきびの予防改善にもなってくるのです。

にきびができる直接の原因は毛穴に皮脂が詰まることで、詰まった毛穴の中でアクネ菌が繁殖することでおきてきます。ストレスや喫煙などでホルモンバランスが崩れ、新陳代謝があまり活性化せず、皮脂・古い角質が残ってしまうことで毛穴が詰まり、にきびができます。
ホルモンバランスを整える治療(抗アンドロゲン療法)もありますが、新陳代謝を活性化させることがにきびの治療につながっていきます。手軽にできる方法として重要なのが、入浴なのです。

入浴の効果

お風呂にしっかり入ることは、様々な効果があります。
一番の効果は温熱効果。体を芯まで温めることで、末梢血管が広がり血行がよくなっていきます。血行がよくなれば、体にたまっている老廃物や疲労に伴う代謝物の排泄が促進されていきます。
血流が改善されていくことで、体の隅々まで酸素や栄養がいきわたり、新陳代謝が活性化されます。疲れをしっかり取る作用から、新陳代謝が促進されることで、肌にも大変よい効果が出てくるのです。
しっかり入浴することで毛穴が開き、中にたまっている皮脂の排泄が促進されることも見逃せません。
洗顔のし過ぎで敏感肌になっている方が多いですが、お風呂に入ることは自然と代謝があがるために肌にあまり負担をかけずに洗えることになります。肌の新陳代謝促進と、肌への負担を減らしつつ清潔さを保つことへとつながります。

おすすめの入浴方法

  • 38℃~41℃程度のぬるめのお風呂に入ることをお勧めします
  • ゆっくり時間をかけて入りましょう(目安としては20分以上)
  • あまり長い時間入ると心臓への負担でつらくなってきますので、そのような場合には半身浴をお勧めします
  • バスソルトや入浴剤を試してみるのも良いと思います

お風呂の効果は、肌だけではありません。お腹も温熱効果で活動がよくなります。にきびができる方は、便秘の方も多いですので、その改善にも効果的です。自宅でできる手軽なにきび治療法として、単純ですが、入浴は実は大変効果的です。

にきびの治療中のお化粧

にきびができている肌に一番よいことは、メイクをしないことです。しかし、メイクをしないで外に出ることはとても勇気のいることです。ポイントメイクのみで済ませたいのですが、そうもいかない方もいらっしゃることでしょう。

ニキビ肌のメイクで気をつけること

できる限り薄くを心がけましょう。
肌は皮脂を出して角質から水分が蒸発しないようにしています。あまり厚化粧にしてしまうと毛穴が詰まり、この循環が阻害されてしまいます。毛穴が詰まる原因となりますので、できるだけ薄くしましょう。
ファンデーションは、にきびのないところから塗り始め、にきびのところは最後に薄く塗ってください。このようにすることでにきびの負担はいくらか軽減されるでしょう。また、リキッドタイプではなくパウダータイプの使用をお勧めします。

ニキビ肌のクレンジングで気をつけること

以前は、あまり皮脂を取りすぎるからと敬遠されていましたが、お化粧はしっかり落とすことが大切です。なおかつあまりお肌への負担が少ないほうがよいです。
お肌に負担をかけずに、しっかり汚れを吸着してくれるクレンジング料で、こすらずにやさしく行いましょう。その後、化粧水でしっかり保湿しましょう。
通常の化粧水で足りないようでしたら、当院オリジナルの保湿ジェルなども試してみてください。

にきびの治療が進んでコントロールできるようになってくると、お化粧も薄くなってくるものです。