にきびの治療

にきび専門外来では、一般診療では治療が困難な「尋常性ざ瘡(にきび)」を重点的に治療しています。
にきびの治療は、その時の体調、ストレス、ホルモンバランス、精神状態によって症状が簡単に変化するため、総合的に集約された治療を行う必要があります。
そこで当院では、にきび専門外来として長年に亘り多くの症例を見てきた経験から、一人ひとりに合わせた最適な治療法を提案していきたいと考えています。

にきび治療の基本方針

当院のにきび治療の基本方針は、以下の2段階になります。

  • できる限り早期ににきびを抑えこんだ状態をつくり、
  • その間に肌質改善を促し、にきびができても早く治る肌・にきびができづらい肌の獲得を目指す

この治療方針にそって、体の内側と外側両方向からアプローチしていきます。

できる限り早期ににきびを抑えこんだ状態をつくる

にきびを減らすことから始まります。様々な治療法を駆使して、できる限り早期ににきびの抑制を図ります。
一般的には、この段階でにきびの治療は終了となりますが、ここで治療をやめてしまうと再発してくることは明らかです。
そして、にきびをを抑えこんだ状態を維持しつつ次の段階へ移ります。

その間に肌質改善を促し、にきびができても早く治る肌・にきびができづらい肌の獲得を目指す

にきびは、毛孔があるかぎり絶対できなくなることはありません。しかし、できても早く治る肌になれば良いはずです。にきびをコントロールしている間に、にきびができづらい肌、にきびができても早く治る肌への改善を促します。

にきびの治療は、維持・管理を適切に行うことで、肌への被害を最小限度に抑えていくことも可能であると考えています。

にきびは、全身疾患としてとらえる必要があります

にきびは、若いころ(思春期)にできるものと、20代を超えて出てくるもの(大人にきび)に大きく分かれます。この二つは違うものと考えていかなくてはなりません。

思春期のにきび

思春期に出るにきびは、二次性徴と共に皮脂を作る皮脂腺の発達に伴い、活発に活動するためにできてしまうものです。二次性徴が終わるころには多くの場合治まっていきますので、その間のニキビの被害を最小限度にすることを目標に治療をしていきます。

大人にきび

20歳を過ぎても、にきびが収まらない。
大人にきびの大きな原因の一つに「ホルモンバランスの乱れ」が指摘されています。特に男性ホルモン(アンドロゲン)は、女性でも副腎などで生成されていますが、皮脂腺を発達させ、角質を厚くしていくことで、にきびの発生を促してしまいます。しかしながら、重症の大人にきびの方々の血液を検査しても、ホルモンバランスの乱れが確認されることは、まれであるため、見過ごされることも多く見受けられます。にきびの治療では、全身疾患であるという考え方を持ちつつ行っていく必要があります。
大人にきびの治療では、抗アンドロゲン療法などを併用する必要があります。大人にきび詳細ページを参照ください。

にきびの治療は、中から、外から

にきびは、発症年齢・生活習慣・ストレス・ホルモンバランスによって症状が異なるため、コントロールできるまでに時間がかかる場合があり、症状によって少しずつ治療法が異なります。

  • こもったにきび(コメド)がおさまらない
  • にきびがおさまらない・膿が出る・赤ニキビが多い
  • 20代になってもにきびができる(大人にきび)
  • にきびの赤みが気になる
  • にきびができたところがシミになっている
  • にきび跡も毛穴の開きも気になる
  • にきび跡の凹凸を治したい

肌状態に合わせて治療を行なっていくのですが、ここで重要となるのが、肌自身の状態と体調を改善させていかなければ、にきびのコントロールは難しいという点です。

外側からと内面からの包括的な治療が必要です

にきびの治療法は、肌に直接おこなう「外側からの治療(局所治療)」と、体の状態を改善させる「内面からの治療(全身治療)」の双方が両輪となって進行していきます。

外側からの治療

にきびの部位のみを対象とした治療です。主にクリニックで行います。 ケミカルピーリングや各種光治療、レーザーを用いて、皮膚のターンオーバーの正常化・皮脂腺の抑制を促し、にきびができづらい肌・できても早く治る肌の獲得を促していきます。

内面からの治療

ホルモンバランスの改善など、体質改善していくことでにきびの抑制を図ります。プラセンタ療法や漢方・薬各種ビタミンは、炎症を鎮め体質改善をうながす作用があります。 また、大人にきびには、ホルモンバランスの改善をうながす必要があります。抗アンドロゲン療法・ホルモン療法を併用することで、にきびの抑制を促します。にきびのコントロールを行なっている間に、肌状態の改善を促していきます。

症状と治療法

にきびの治療は、外側からの肌の治療と、内面からの体質改善を組み合わせて行う必要があります。

外側からの治療

  ケミカルピーリング 光治療 カーボンピーリング アファームマルチプレックス フラクショナルRF
エンディメッドFSR
こもったにきび ★★
膿が出るにきび ★★ ★★★
大人にきび ★★ ★★
にきびの赤み  
にきび跡のシミ
毛穴の開き   ★★ ★★★
にきび跡の凹凸       ★★ ★★★

内面からの治療

  ビタミン剤 漢方薬 抗生物質 抗アンドロゲン療法
ホルモン治療
プラセンタ療法
こもったにきび
膿が出るにきび
大人にきび ★★★
にきびの赤み    
にきび跡のシミ      
毛穴の開き      
にきび跡の凹凸      

外側・内面の治療について詳しい説明のページをご用意しております。実際の治療は症状を診察させていただいてから一人ひとりに合わせた治療法をお勧めすることになりますので、参考としてご覧になってください。